少し前の日曜日に切り絵に光を当てることで絵が浮かび上がってくる技法を使った、本橋理子さんの個展『ひかり絵』に行ってきました。
場所は外苑前の駅を降りて歩いて5分ほどのDAZZLE。
広さは4m四方程の小さな場所でしたが、日曜日と言うこともあり来場者も多く、また所狭しと多くのイラストが展示してあったため見ていて飽きませんでした。(※現在は終了しています)
展示の仕掛けと言うべきものは、上部から垂れ下っている沢山の電球。
これが一定時間ごとに徐々に明るくなったり暗くなったりしていて、目の前にある作品を浮かび上がらせており、なんとも不思議な空間でした。
以下、Ricoこと本橋理子さんのサイトから引用。
オランダに留学した一年目に、Bredaという田舎街に住んでいました。
その街には大きな森や白い教会、かわいいカフェなどがあり、
私の部屋の窓からは運河と木々が見えました。
そんな絵本の中のような環境で、光によって絵の全体が浮かび上がる技法
「ひかり絵」を見つけました。
光をあてていない上記のようなイラストが…
後ろから光があたるとこのように切り絵の中に様々なオブジェクトが現れます。
「イラストと言うよりもインスタレーションみたいだね」とは一緒に行ったカカネバの談。
確かにただ絵を展示するだけでなく、光を調節したり、時間によって見え方が異なるという点で空間デザインっぽさがあるなぁ、と思いました。
普段自分が接することがないような暖かみのあるデザインとイラストはなかなか興味深かったです。
個展は終了していますが、公式サイトから別の作品を見ることが出来ます。
興味がある方は覗いてみてはいかがでしょうか。
■DAZZLEサイト
DAZZLE
■Rico公式サイト
Rico art and illustration