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障碍者の殺人事件?映画『おそいひと』をポレポレ東中野で鑑賞

障碍者の殺人事件?映画『おそいひと』をポレポレ東中野で鑑賞

2008.03.25

X51.orgの記事を読んでから気になってた映画『おそいひと』を少し前に見に行きました。
脳性マヒの障害者が連続殺人を行う、ある意味ショッキングな内容です。

障碍者の殺人事件を描くショッキングなインディーズ映画

初めに断っておくと、自分は特に障害者問題について普段あれこれ考えているわけでもないし、
映画は好きだけど、俳優や監督はあまり詳しくありません。
ただ、上記のx51.orgの記事を見て思わず「おっ!面白そうだ」と単純に思い、ポレポレ東中野に足を運びました。

思いっっきり簡潔に書くと、「ココ最近見た映画で一番インパクト」がありました。

何がだろう。
音楽かな?ストーリーかな?カメラアングルかな?それともモノクロだからかな?

多分、主演の住田さんて人が本名でそのまま殺人鬼役をやってる事かなー、と思いました。
主演の方以外にもう一人本当の障害者の方が出てきますが、二人の会話も意味深。
ヘルパーをしているような人以外は普段見る事がないような障害者の日常がとてもリアルに感じられる前半と、連続殺人を犯していく後半との対比が鮮明でした。

ただ、インディーズ映画と言うこともあり役者さんの演技はあまり印象に残らず、連続殺人に向かうまでがちょっと唐突だったり、と色々ありますが、そこは目を瞑るって事で。
他には音楽のPVのように映像に凝っているようなシーンもあり、色々実験してるなーと感じました。

ただ、モノクロ映像の中で体を鍛え、黒い服に身を包んで颯爽と街を逝く主人公は単純に「かっこよかった」です。
後は音楽を爆音で聞きながらビール飲んでるシーンも面白かった。

見た人によって好き、嫌いがハッキリ別れてしまいそうな作品だと思います。
現在は渋谷のシアターNにて上映中のようですので、ご参考まで。

映画「おそいひと」予告編

…しかし、youtubeのトレイラー見てもあまり伝わらないかも。

■監督 柴田剛 出演 住田雅清、堀田直蔵、とりいまり他

■ストーリー
電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話を交わす。重度の身体障害者である住田(住田雅清)は介護者のサポートを受けて一人暮らしをしている。また、住田のよき理解者でもあるバンドマンのタケ(堀田直蔵)とつるみながら、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、住田のもとに大学の卒業論文のために介護を経験したいという敦子(とりいまり)が現れる。そんな経験は何度もしているはずの住田の中で、自身にも整理しきれない違和が蠢き始め、混沌とし、次第に狂気に身を委ねていく…。そして、住田はあるひとつの決心をするのだが…。すべては血塗られた結末へと加速度的に収束されていく。

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