2014年6月~10月まで30歳を過ぎてからカナダへワーホリへ行ったお話しの続き。
今回は、トロントに長期滞在をするための家探し・部屋探しの仕方、どうやって交渉をするのか?家賃の支払はどうしたの?などを個人的体験からまとめてみました。
前回までのおさらい
この記事はトロントで部屋を借りる前に賃貸の種類を知っておこう!と言う記事とセットで読んで頂くと分かりやすいです。
上述の記事でも書きましたが、予算感・メリット・デメリットを把握しつつ、ご自分に合ったトロントでの家探し・部屋探しをすることが大事かと思います。
私も数ヶ月だけの滞在だったとは言え「住居環境は重要!」だと考えていたので、住む前に数件はコンタクトを取ったり内見をしました。
では、そもそもどうやって部屋を探すの?と言うと、インターネットと携帯電話を使って家探しをすることになります。
早速、その方法を見ていきましょう。
思ったより簡単。トロントでの部屋探しのやり方
もしかしたら他にもあるかもしれませんが、3つの家探しの方法をまとめてみました。
- ネットで探す
- 街の掲示板から探す
- 友人・知人から紹介してもらう
それぞれのメリットやデメリット、個人的な感想も踏まえてつらつらと下記に書いてみました。
ネットでトロントの部屋探し
インターネットを利用して部屋探しをすることは、一番簡単且つメジャーな方法です。
メリット | ・自分の好きな時間で探せる ・比較検討が簡単 |
デメリット | ・メールに返事が来ない場合がある ・ネット環境を探さないとならない |
トロント クラシファイドWEBサイト一覧
以下のホームページが、部屋探しとしてはメジャーかと思います。
- e-Maple.net
[日本語]今の所一番日本語で情報が多いかと。写真も豊富で分かりやすいですね。
バンクーバーなど主要都市のクラシファイド情報もあります。 - craigslist
[英語]北米最大のクラシファイドサイト、ルームシェアから一人暮らしまで大量にあります。
当然英語が読めないときついです。他にも不要品の処分や求人など多数の情報があります。 - Jpcanada.com
[日本語]バンクーバーの情報が充実しているようですが、トロントでの部屋探しもあります。
その他に仕事や英語の勉強についての掲示板も多数あり、e-Mapleに近いですね。 - カナダ宿泊情報サイト お泊りくん.com – 留学・ワーホリ・旅行の宿探し
[日本語]ホテルのように1泊から1ヶ月単位の貸し部屋、ホームステイ先など。
写真も掲載されていて見やすいです。
私個人としては、やはりe-Maple.netにて物件情報を日々チェックしていましたね。
時期によっては直ぐに埋まってしまう場合もあるので、気になったら直ぐにコンタクトを取ることをオススメします。
トロントの街の掲示板から家を探す
二番目の方法としては、街の掲示板から探すやり方です。
メリット | ・土地勘がないと分かりづらい ・ネットに出回らない情報がある |
デメリット | ・英語はある程度話せないときつい ・現地の人だけと言った場合もある |
トロントの街を歩いていると小さな掲示板があったりして、○○の日に自宅前でガレッジセールやるんで不要品買ってくれよな!といったものから、仕事募集中!に紛れて、シェアメイト募集中なども張られている場合があります。
また、語学学校(ESL)などへ通われている方は、学校の中にも同様の掲示板があって誰かシェアメイトを募集しているケースもありますので、ちょくちょく覗いてみると良いかもしれませんね。
トロントに住んでいる人から家を紹介してもらう
これはいきなり単身で乗り込む人には大変かもしれませんが、既にトロントに住んでいる身内・友人・知人が居る場合は紹介してもらっちゃうケースもありです。
日本へ帰っちゃうから部屋が空くので誰か探している!とか、よくある話ですので。
メリット | ・人づてなので入りやすい ・ネットに出回らない情報がある |
デメリット | ・英語はある程度話せないときつい ・交渉ごとは当然自分で |
毎年5,000~6,500人ほどワーキングホリデーでカナダへ渡っていますし、その中で現地に残った人も数多く居ます。
自分も日本で出会ったり、ジャスパーの街で仲良くなった日本の方に現地のカナダ人の家主さんを紹介をしてもらって何件か見たことがあります。
少し周りを見渡せばこうした繋がりはあるかと思いますので、どんどん活用していきましょう。
実際の家探しと家主へのコンタクト方法
1番目のネットで探す方法が恐らく一番メジャーかと思いますので(自分もそのやり方でした)、ネットで探す前提で話を進めちゃいます。
インターネットとパソコン、そして携帯電話です。
トロント市内であれば、カナダのマック的存在のTim Hortons(ティムホートンズ)や、スタバなどのカフェ、そして無料で利用できて市内に点在している各種図書館などで無料でインターネットを利用できます。
大きい画面で見たいのであればノートパソコンを持っている前提ですが・・・。
インターネットでメールでやり取りをすれば携帯電話は要らないのでは?と思いますが、携帯の番号しか掲載していない人や、運よくメールアドレスがあったとしてもカナダの人メール返信めちゃくちゃ遅いのです・・・。
ですので、実際の家探しのやり方としては下記の流れになります。
これは、インターネット・掲示板・友人、知人から紹介、どれでも変わらない流れだと思います。
- インターネットで物件や部屋の情報を探す
- PCメールへコンタクトを取ってみる(場合によっては返信もあり)
- 携帯電話のショートメッセージで連絡をする
- 電話で話して待ち合わせをする
- 実際に現地へ行って内見する
- 気に入ったら家賃や支払期日、入居日の交渉
- 晴れて新居へ引越し!
自分は携帯電話のショートメッセージを頑張って英語で打ちつつ、急ぎの場合は募集している方へTELもしていました。
まだ語学学校へも行く前の段階だったので、適当な英語を並べつつ「部屋に興味がある!見せて!住所は何処?いつなら行ける?」と聞いて頑張ってました。
まぁ、相手もワーホリで来る人は毎年沢山いるので、適当な英語でもきちんと聞いてくれます。
契約前の注意点
さて、実際にコンタクトを取って物件を見る際には確認したい点が幾つか出てきます。
どれも、確認を怠ると住んでから後悔をすることになるので、事前にチェックが必要です。
- 家賃は月額いくらか?
- どんな人が何人くらい住んでいるか?
- 門限などはあるか?
- 水道代・電気代・インターネット利用代はどうなっているか?
- バスタブや洗濯機はあるか?
- 家のセキュリティはどうなっているか?
- その他住むにあたりルールはあるか?
- 家賃の支払はいつまでか?
- 退去時はいつまでに告知をするのか?
- デポジットはいつ戻ってくるのか?
- (ホームステイの場合)食事はどうなっているか?
どれも、日本で一人暮らしをする際に気になる点ばかりだと思いますので、これはカナダであっても同様ですね。
ルームシェアやホームステイを選択された方は、どんな人と一緒に共同生活をするのか確認をしておくことは大事です。
もしかしたら一生の友達になるかもしれませんし、既にトロントに住んでいる先輩として色々と情報を聞くこともできますので。
個人的にネットで物件を検索したり、実際に部屋を見たりして驚いたのは、ほとんどの家で洗濯機がないこと、家具は備え付けが多いこと、水道代・電気代・インターネット代が含まれた家賃だったということでした。
東京に比べたら家賃の安さも魅力的ですが、こうした光熱費が含まれているのが有難いですね。
洗濯機と乾燥機は大きな1軒屋だとありましたが、基本的にはトロントの街中にコインランドリーがあるのでそこを利用する人が多かったです。
大事なお金の話
特に注意して欲しいのは日付とサインを入れてもらった領収書をちゃんと受け取る、ということです。
当たり前ですが、文化も言葉も違う異国の地で暮らすわけなので、「自分は○○だと思っていた」で後でトラブルになるケースは多く、場合によっては最初から悪意を持って騙す目的で契約を結ばせる人も居ます。
それも含めて全て自己責任ですので、特にお金の話はしっかりとしておきましょう。
また、カナダでは家賃を基本「現金」か「小切手」にてやり取りし、日本の賃貸のように振込みをしないので契約時には現金で支払うことになります。
日本の賃貸のような「敷金」「礼金」も存在しません。
最初に1ヶ月分の家賃+デポジット2ヶ月分を支払う場合が多いです。
下記のサイトに詳しく仕組みが解説されていました。
カナダ・トロント貸し部屋基本知識とデポジット【カナダ・トロント留学 バイブル:bits lounge】
確かデポジットで戻ってくる分も含めてカナダの法律で決まっていたと記憶しているので、多めに最初からお金を取ろうとするオーナーには十分注してください。
この記事のまとめ
思った以上に長くなってしまいましたが、ざっくりと流れは把握できたかと思います。
後は当たって砕けろ!の精神で色々と失敗も含めてトライしてみると良い経験になるのかなぁ、と。
自分もそんな感じで右も左も分からない中、部屋探しをしていましたが何とかなりました。
是非、ワーホリ生活楽しんでください!
※これからワーホリへ行く人のために、このBlogでは過去の体験を随時記事として追加しています。