数年前に友人J君と二人でアメリカ西海岸サンタモニカ→ハリウッド→ラスベガス→グランドキャニオン→エリア51→ニューヨーク→コネチカットと色々と旅をしました。
そして、ここ最近アメリカ大きな話題となっているのが「エリア51へ突撃して囚われているエイリアンを助けよう！」と言う大規模オフ会。
日本からエリア51までこのオフ会に参加しよという殊勝な人はなかなか居ないかもしれませんが、せっかくなので「エリア51」までの行き方と「リトル・エイリアン・イン」を紹介していきます。

Strom Area 51とは

2019/9/20にエリア51にナルトラン（漫画、アニメのNARUTOの忍者走り）で基地に囚われているエイリアンを救い出そう！というネタ的なオフ会イベント。

Storm Area 51, They Can’t Stop All of Us
https://www.facebook.com/events/448435052621047/
現時点で参加予定211万人 · 興味あり155万人という超巨大コミュニティに。

アメリカや日本でもニュースとなっており、本当にこの人数が集まってエリア51に突撃をしてくるようであれあばアメリカ空軍や州軍も出動すると警告がなされています。

ナルト走りでエリア51に突入し宇宙人の存在確認、FBイベントに130万人参加表明　写真1枚　国際ニュース：AFPBB News

‘Completely satire’: Creator of ‘Storm Area 51, They Can’t Stop All of Us’ event says it was a joke

既に類似のFBコミュニティが多数出来ており、世界中からのオカルト、UFOマニアが集い、オモシロGif動画を張り付けあったり、どうやってエリア51に侵入するか話し合ったり、PV的な動画を作成したりと連日大喜利大会が開かれています。昔の2chみたいなノリですね。
公式サイトもあってナルトランをしている宇宙人のTシャツまで販売中。
https://www.stormarea51.us/

このイベントが本当に開催されるのか、果たしてどれくらい人が集まるか気になります。

9/21追記：
既に色んなメディアで取り上げられたり、NEWS映像も出回ってきましたね。参加者案外多い！
現地では野外レイヴのようにDJが集まり、ダンスパーティーも開かれているとの事。

Earthlings party at Area 51

‘Strom Area 51’ begins as people gather in the Nevada Desert

Storm Area 51 fans set up camp in the Nevada desert

Storming Area 51 | ABC News September 20, 2019

‘Storm Area 51’ morning underway

ラスベガスから車でエリア51へ向かうルート

さて、自分と友人J君（熱狂的X-Fileマニア）が数年前にエリア51へ向かったルートをおさらいしてみます。
先ず自分たちは数日掛けて彼の運転でアメリカ西海岸からレンタカーでラスベガスまで移動してきました。
当初はトランプタワーでも泊まろうかと話していましたが、怪しい雰囲気の黒ピラミッド型の「ルクソール ホテル」を宿と決定しました。

ルクソール ホテル アンド カジノ | ラスベガスのリゾートを検索 & お得に予約【トリバゴ】

ラスベガスでカジノを楽しみつつ（自分はラスベガス到着初日に、当初確保していたカジノ予算の2倍程度スりました）、今回の旅の目的だったエリア51まで行くことにします。

地図ではざっくりこんな感じのルートです。
ラスベガス ルクソールホテル→ブラックメールボックス→エリア51→リトル・エイリアン・インの流れですね。

ラスベガス中心部から北東に走っている高速道路15号線（Interstate 15）を北上し、途中で国道93号線（Route 93）を北西へ進みコヨーテ・スプリングス（Coyote Springs）、アラモ（Alamo）を抜け、クリスタル・スプリングス（Crystal Springs）手前の国道375号線（Route 375）を西進して行きます。
154マイルと言う事なので、250km近くを片道2時30分程度ドライブの旅程ですね。

エリア51は公式には場所を出していないようですが、上記の地図で言うと「ブラックメールボックス」から下の何もないエリアとなります。
一応、地図を拡大すると何本か道が走っているのが分かるかと。

ルクソールホテルから「ブラックメールボックス」を目指す

朝早くホテル駐車場から出発。
お昼は途中で食べることにして、先ずはラスベガスから15号線を北へ向かいます。

まず初めのチェックポイントとして、15号線から93号線への乗り換え地点。
遠くに見える山々を真っすぐに進んでいきます。15号線は高速道路なのである程度舗装されていて日本の高速道路と変わらない車の乗り心地でしたが、93号線はちょっとだけデコボトしていた印象。
写真は自撮りをするJ君。

93号線は本当に辺りに何もない！
15号線の交通量からするとびっくりするくらい、前後に車が走っていません。

93号線をひた走り小高い丘の上り下りを繰り返しつつ、375号線入口まで来ました。
戦闘機？UFO？の緑の375号線標識が目立ちます。
自分たちと同じようにエリア51に来た人達がここで記念撮影をしていたりしました。

ある程度進むとエイリアンの大きな人形やがお出迎え。
もはや世界中のUFOやエイリアン好きの方々にとっては一大観光地ですね。

「ブラックメールボックス」はないけれど「ブラックボックス」があった

ちなみに目指している「ブラックメールボックス」とは、エリア51方面へ向かう我々のような人たちにとって重要な目印。
詳しく解説しているサイトからの引用文を記載しておきます。

荒野の真ん中に、ポツンと立つメールボックス（郵便受け）。周囲の見える範囲に人家はありません。いったい誰が何のために設置したのでしょうか。UFOマニアたちによると、「このメールボックスに手紙を入れると、エイリアンに届く」と噂されているようですが、筆者が訪れた時に見たメールボックスは、投函口もないただの黒い箱でした。しかも大きな南京錠で施錠されているので、中に何かを入れることも、出すこともできません。

引用元：UFO聖地 エリア51の裏門へ突撃！ 謎の黒い郵便受けに例のトラック…噂は本当だった！

しかし、375号線沿いを左右を見回してみても岩石と砂山しかなく、しかも走行している車が自分たち以外周りに一台も居ないのでなかなか発見できない…。
それもそのはず、「ブラックメールボックス」は既になくなってしまっていたそうです。

UFOマニアが設置したと思われる似たような「ブラックボックス」がありました。
やはり目印としているのでしょうね。
375号線沿いには他にもアメリカ、世界中のUFO好きが置いていったオブジェがいっぱい。

37号線を南下し「エリア51」を目指す

375号線沿いから支線が幾つか南へ伸びているのですが、この先に「エリア51」があるという噂。
せっかくここまで来たのだから、ある程度奥まで進んでみよう！と南下します。

本当に何もない荒野が広がっている。

すると、何もないはずの前方から土煙を上げてジープが一台迫って来る。
375号線付近でほぼ初めて見た車両だ。
自分たち以外の他のUFOマニアが南にあると言われている「エリア51」から戻ってきたのかな？と思ったけれど、軍関係者だったら何かと咎められるかもしれないので、あまり先へ進まず分かれ道辺りで記念撮影とすることにした。

はしゃぐ自分たち。
この道の遥か向こうに「エリア51」が待ち構えているはず！

エリア51はやはりこの付近にあるのか！？
「エリア51」が近いことを匂わす看板もちらほらと。

記念撮影も満喫したのでUFOマニアに有名な「リトル・エイリアン・イン」へ向かう事にします。
すると、最初に遭遇したジープと再度すれ違う。
このだだっ広くて周りに車が居ない状況ですれ違うって、絶対相手は自分たちが何をしているか監視しに来ているよね…。
軍関係の施設なので当然監視は必要だろうけれど、あからさまに見張られていたので、警戒態勢に若干ビビりました。

せっかくエリア51へ行ったら、「リトル・エイリアン・イン」でエイリアンバーガーを食べよう

「リトル・エイリアン・イン」はモーテル機能等の宿泊施設も兼ね備えてた小さなお店。
ここの名物である「エイリアンバーガー」を食べに行きます。

UFOが墜落している！個性的過ぎるお店の外観。

グレイ型エイリアンがお出迎え。

カウンター、雑貨屋、そして奥には簡易的なカフェがありました。お店の人とも軽く話しましたが、やはり世界中から観光客も来るみたいですし、日本人の人も来るらしい。
375号線入口の看板で記念撮影をしていた人たちもこのお店に集合していましたね。

コーラとエイリアンバーガーで乾杯！
雑貨屋では色々とエリア51グッズをゲットしました。アメリカ政府が隠す陰謀論的な小冊子から、お茶目なジョークグッズまで、エイリアン関連の商品がいっぱい。

Little A’Le’Inn -レイチェル-【 2019年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

大満足でエリア51への旅を終え、ラスベガスまで帰ろうとしましたがアクシデントが…何とラスベガス手前の93号線の山で車の事故が発生！
目の前で車が炎上していて立ち止まっていて、この一本道は上下線ともに通行止めになり、別ルートの山々を抜けて結局ホテルへ戻ってきたのが深夜1時頃になりました。
長時間運転をしてくれたJ君ありがとう！

それにしても、アメリカ人、スピード出し過ぎ！車間距離詰めすぎ！
エリア51付近はガードレールがない横から牛が突入してきたり、と危険がいっぱいです。
もし事故ると周りに本当に何もないエリアなので、行かれる方は十分に気を付けてください。