2015年5月に読んだ本のまとめです。
2015年5月に読んだ本一覧
【読了】銀河英雄伝説〈3〉雌伏篇-田中 芳樹:ちみちみ読んで3巻目。今回の目玉はヤンが召集される査問会とイゼルローン要塞vs帝国軍。査問会でのヤンが対峙する政治家に対するきり返しは痛快。アニメの内容を本で読んでも臨場感があって流石。 http://t.co/urvgzhPscP
— OFU (@oafafa) 2015, 5月 26
【読了】漂流街-馳 星周:過去に読んだか定かでない本。ヤクザ、風俗嬢、麻薬、拳銃、バイオレンス、エロで誰も幸せにならない相変わらずの馳節ノワール全開。日系ブラジル人が主人公のためか日本に対する憎悪と劣等感がないまぜで面白い。 http://t.co/fqDIhB8CEg
— OFU (@oafafa) 2015, 5月 26
【読了】火星のタイム・スリップ-フィリップ K.ディック:未読だったのを後悔する面白さ。自閉症の子供の精神世界と時間間隔の描写が素晴らしい。まさにタイトル通り仮想と現実の危うさが伝わる。各キャラの心理描写も掘り下げており理解しやすい。 http://t.co/yC4Mwx61n2
— OFU (@oafafa) 2015, 5月 21
【読了】夜凶街-菊地 秀行:伝記小説が読みたい!魔界都市新宿を舞台に吸血鬼+刑事vs邪教。エログロバイオレンス具合は面白かったけれど、ビックリドッキリバトルと強引な場面転換が多くて、個人的にイマイチ。溢れ出る昭和臭さは堪能出来た。 http://t.co/GQUHHwwndF
— OFU (@oafafa) 2015, 5月 21
2015年5月に読んだ本について
先月は4冊でした。
4月から5月半ばに掛けて色々とドタバタしていてあまり本を読む時間がありませんでしたね。
面白そうな本を買う→本を読む→Twitterで感想を上げる→Blogでまとめる
個人的には上記の流れが今の所一番安定して自分の思考をアウトプット出来るので続けていきたいのですが、この流れの1番目しか出来ていなかった状態・・・。
忙しいとは言え色々と考え方のヒントを与えてくれる本は読み続けておかないとならないですねー。
フィリップ・K・ディック『火星のタイム・スリップ』が先月読んだ中では1番。
どうも古典的なSFって翻訳された時代背景もあるので読みづらくて先に頁が進まなかったりするんですよ。
ところが、『火星のタイム・スリップ』は個人的にディックの中で一番読みやすくて尚且つ内容も刺激的で大変面白かった。
自閉症の子供の相対的な時間速度が一般の人と異なり、それはつまり未来を見通せる事なのでは?とある火星の権力者が考えるてそれを実行をしようとするのですが、この発想に至るディックの着想が素晴らしすぎる。
一般的に健常者は身内に病気を持っている人が居ないとなかなかその内情を想像しづらい面がありますが、それをSF的な舞台(火星)において更にストーリーに絡めてここまで面白く読ませてくれるとは・・・。
田中 芳樹の『銀河英雄伝説』はアニメファンだったので相変わらず安定して面白いですね。
今は『アルスラーン戦記』が『鋼の錬金術師』の著者、荒川 弘によって漫画化、アニメ化されていますが、やはり架空であっても歴史物、英雄譚的なお話は読んでてワクワクします。
馳 星周『漂流街』は過去に読んだ気もするけれど、ある意味金太郎飴のようにエログロドラッグバイオレンスなノワールなので、安心して一気に読めました。
家の本棚に『不夜城』あったと思ったのになかったのがショック!たま~にスカッと読みたくなるので。
菊地 秀行『夜凶街』は伝記物小説(ライトノベルではない)が読みたかったのですが、超能力魔人達の闘いのオンパレードだったので、ちょっと自分には合わなかったかなぁ。
魔界都市新宿、と言うネーミングは大好きなんですがね。