2015年11月に読んだ本のまとめです。
2015年11月に読んだ本一覧
【読了】戦後の貧民-塩見 鮮一郎:闇市、赤線、パンパン、原爆被害者…日本人が極貧だった敗戦後の街や庶民の様子が体験談や引用で語られる。特に渋谷・新宿・池袋・上野等各都市闇市MAPが掲載されていて感激。間に著者の私見が入るのも許容範囲。https://t.co/RzLPUYGngE
— OFU (@oafafa) 2015, 11月 18
【読了】ジブリの教科書〈1〉風の谷のナウシカ-スタジオジブリ:スタジオジブリの初映画はどういう経緯で作られたのか?どうやってこの壮大な物語をひねり出したのか宮崎駿の思想や公開直前・直後の様子、作家陣が語る作品の魅力など盛り沢山の内容。https://t.co/APuQmv4W9M
— OFU (@oafafa) 2015, 11月 18
2015年11月に読んだ本について
先月は思ったより少なくて2冊でした。
戦後の貧民-塩見 鮮一郎の感想
以前も、戦後闇市についての本を購入していましたが、今私たちが何気なく歩いている東京の街が第二次世界大戦敗戦後、どれくらい荒廃していて、どうやって発展したのかは興味あるジャンルのひとつです。
今回もなんとなく本屋に立ち寄ってパラパラとめくってみて面白そうだったので購入をしてみたのですが、大当たりでした。
というのも、上のTwitterでの読了後の感想でも書いてますが、渋谷・新宿・池袋・上野等各都市の闇市のおおまかなMAPが掲載されていたからです。
ゴールデン街など一部今でも闇市の名残を残しているエリアもありますが、池袋西口から北口にかけては大規模な闇市が存在していたとか、実際に体験された方には明日を生きるために必死だったのでしょうが、自分としては怪しさも含めてワクワクします。
途中途中で、著者による当時の雰囲気や男尊女卑的視点で私見が色々と語られていますが、そうした文章も含めて楽しめましたね。
他にも”パンパン”と呼ばれた、戦後進駐軍となったアメリカ相手の娼婦達の話や、広島・長崎に原爆を投下された後に生き残った”原爆難民”の話などなど・・・どれも私の祖父の年代が体験をした実際にあった出来事を拾い集めていて壮絶なものばかり。
著者の他の本も読んでみたくなりました。
ジブリの教科書〈1〉風の谷のナウシカ-スタジオジブリの感想
こちらは以前から購入をしていたけれど読むまで時間が掛かってしまった。
ジブリ映画は恐らくほぼ全ての日本人は観た事がる映画だと思いますが、「そもそも日本人、そして世界まで広がった魅力的なジブリ映画はどうやって出来たのだろう?」と疑問に思っていたので購入。
映画よりも確実に面白いと思っている”漫画版ナウシカ”のお話や、宮崎駿監督と高畑勲プロデューサーの企画段階での対談。
劇場公開時の新聞での報じ方、当時アニメーターとして参加をしていた『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督のお話、そしてナウシカに魅せられた小説家・評論家達の熱い思いをブチマケまくっている独白などなど・・・既に知っているエピソードもありましたが、なかなか楽しめました。
翌月へ向けて
今のところ12月は色々と本を読む時間が出来ているのですが、年末年始に向けてまだまだ時間もあるので、引きこもるために本はもっと欲しいところです。
その前に、大掃除で不要な本を処分しないと・・・。