2015年6月に読んだ本のまとめです。
2015年6月に読んだ本一覧
【読了】見知らぬ乗客-パトリシア ハイスミス:交換殺人と言うアイディアより犯行後の不安定な心理、苦悩の描写が本当に細かい!主役のガイ、ブルーノー共に魅力的なキャラだ。心理描写が続きストーリー的に中だるみするので、読むのに骨が折れた。http://t.co/M6jV72o66z
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 29
【読了】マンションは10年で買い替えなさい 人口減少時代の新・住宅すごろく-沖有人:新築マンションを買いたい都心在住希望者向けの本。一生住むのではなく10年で買い換える意味には同意。ビッグデータを活用した数字が細かく参考にはなりそう。http://t.co/Yjl9GKGLOR
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 29
【読了】鎮魂歌(レクイエム)―不夜城-馳 星周:Kindleで読了記念。健一と楊偉民との対立が裏に潜むも、楊子飼いの殺し屋と北京流氓の犬な元刑事が主役。前作にも増してエログロ。事態がどんどん悪化し逃げ場がなくなっていく閉塞感が楽しめる。http://t.co/uKedJWTjaB
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 28
【読了】不夜城-馳 星周:何度目かの読了。改めて読むと主役級以外の歌舞伎町に集う怪しい面々(博打狂い、パンクなバンドマン、銃の密売屋、ハッカー、薬狂いの車屋などなど・・・)の脇役達が良い味出してる。この歌舞伎町の雰囲気やっぱ良い。http://t.co/OsTFNrrC5e
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 28
【読了】全学連と全共闘-伴野 準一:個人的に好きな新左翼もの。前半部分の戦後すぐの1950年~ブント国会突入までが詳細に記述され、関係者のインタビューも豊富で惹きこまれた。60年代後半の東大・日大全共闘については他書の方が詳しいか。 http://t.co/NCCz8hCulw
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 4
【読了】水神の巫女-西谷 史:女神転生原作者で良質なホラー伝奇作家な著者。戦後日本の水の邪神を崇めるカルト宗教の金銭絡み、CIA、KGBスパイの暗躍、ユダヤ教などてんこ盛り。エログロい描写も多いが著者の作品はハズレもなく面白い。 http://t.co/tvMfAj17GP
— OFU (@oafafa) 2015, 6月 4
2015年6月に読んだ本について
先月は6冊でした。
ノワール、伝奇小説、推理小説、新左翼、マンション購入など相変わらず節操ない感じのラインナップ。
最近、日本酒関連の本を色々と買ったのでお酒好きとして読むのは楽しみです。
馳 星周『不夜城』シリーズは昔に全て読んだ気がするのですが、Kindleで購入してみました。
iPhoneでも文字サイズや行間が調整されているのでお手軽に読めてかなり満足でした。
数年前にGoogleブック検索の記事を書きましたが、まさしく紙の本が要らなくなる時代が近づいているのかもしれませんね。
個人的に『不夜城』は殿堂入りなので、やはり先月読んだ中で一番は西谷 史『水神の巫女』でしょうか。
好きな作家さんなので読んでいない作品は気になって購入しちゃいます。どの作品もオカルトチックでもありつつ、恐怖感が文章から滲み出てて、ストーリーにのめり込めますね。諸星大二郎的な中毒性があると言うか。
それなのに、大本命のデジタル・デビル・ストーリー(女神転生)はまだ未読なので、いつか読むことになるので楽しみです。
いつもの新左翼、学生闘争シリーズは相変わらず興味深いですが、戦後からどうして共産勢力、学生勢力が政治的力を持つようになったかを、主要人物からの言葉を引用して紹介しているのでとても理解しやすかったです。
単に1960年代をまとめている本は多数ありますが、やはりこの前段階の流れを理解していると更に面白いですね。
マンションについては何となく興味があったので、さらりと読みました。
巨匠パトリシア ハイスミスの作品は何気に初かも。ちょっと文章がかたい感じでしたが、心理描写は流石。