2014年12月に読んだ本のまとめ。
【読了】苦役列車-西村 賢太:主人公が中卒、肉体労働、劣等感、虚栄心、自虐の塊、なのだが、あまりに古風な文体よ言い回しで喜劇的かつカラッとしていて、思わず苦笑が出てくる。やっぱりこの著者凄いわ。個人的は『暗渠の宿』の方が更に好きだ。 http://t.co/9Krdc74ETM
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 22
【読了】その女アレックス-ピエール ルメートル:最初はただの誘拐監禁事件と思いきや…!2部、3部からが本番。サスペンスとして非常に楽しめた。主人公含めた刑事仲間が個性的で酷い事件だが、読後感が良い。真実よりも正義を、が著者の主張だろう。http://t.co/W6MzMG6APb
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 22
【読了】深夜特急〈1〉香港・マカオ-沢木 耕太郎:インドからロンドンまで、乗合いバスで行く事にした著者の冒険談。年齢に関係なく海外へ飛び出したくなる異国の魅力、マカオでの「大小」賭博の描写が素晴らしい!けど、あとがきは完全に蛇足。http://t.co/2TsuIYEkj6
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 7
【読了】屍者の帝国-伊藤 計劃×円城 塔:早逝の天才の遺作を盟友が引き継いだ作品。傑作『虐殺器官』に比べると衝撃度は足りないが、死ぬ間際の人が死んだ後も動く屍者について小説を書くとは何とも…。エンターテイメントとしても十分楽しる。http://t.co/uU3pEdqBWq
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 7
【読了】イモータル-萩 耿介:一冊の本を巡る旅。インドで消息不明中の兄を持つ主人公。革命前夜フランス学者、ムガル帝国皇子。主人公がサラリーマンなのは現代の日本人にこそ哲学が必要と言う著者からのメッセージか。 瑞々しい読後感に感動。http://t.co/yMj0kCiK2S
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 3
【読了】なぜビジネスホテルは、一泊四千円でやっていけるのか-牧野 知弘: タイトルに惹かれて購入。が、最後の章にちょろっと利益率の計算やBSが出てくる程度で、後はホテルが採算を取るための涙ぐましい努力やホテルの裏側紹介がメインだった。 http://t.co/1wO792veKq
— OFU (@oafafa) 2014, 12月 3
先月は冬休み読書期間的な感じで、色々と読了出来た!
・・・が、未だに積んである本も沢山。
『その女アレックス』や『屍者の帝国』も当然面白かったけれど、個人的には『イモータル』の壮大さ、読後の余韻に浸れる所などが本当に素晴らしかった。